総合病院で「4日間の本格的なアレルギーパッチテスト」を受けたきっかけ

私は「金属アレルギー」を持っています。具体的には「酸化亜鉛」と「ニッケル」に陽性反応が出ます。

肌につけるものからアレルギー原因を徹底的に排除した結果、100%ではないものの、長年悩んでいた「原因不明の肌荒れ」や「なんとなくの不調」が目に見えて改善されました。

こちらの記事↓では「酸化亜鉛フリー」を中心に肌にやさしい成分の化粧品をご紹介していますが

肌に塗るものを厳選する前に、まずは「自分の体質を知ること」が美容だけでなく、健康、そしてQOL(生活の質)を高める上での土台になると考えています。

私の場合「金属アレルギーかも?」という長年の疑念を解消すべく、数年前に勇気を出して受けた「4日間の本格的なアレルギーパッチテスト」が大きな転機となりました。

この記事では、私が本格的な金属アレルギーのパッチテストを受けたきっかけと、パッチテスト期間・費用・かゆみ・お風呂は入れるか?など、誰もが気になるポイントや検査結果とその後の対策についてご紹介します。

「金属アレルギー」で悩む方の、参考になれば幸いです。

私と金属アレルギー|「オシャレは我慢」の代償

思い返してみると10代・20代の頃はピアスホールが膿んでも、「オシャレは我慢」と自分に言い聞かせ、消毒をしたり市販薬を塗ったりしながら騙し騙しピアスを着け続けていました。

当時は原因を深く考えず「着けるのをやめる」という一時しのぎを繰り返していました。若さや無知ゆえの選択ですね。

その結果、徐々に負荷が蓄積していくかのように、いつの間にか激しい痛みで無理をしてピアスを着けることすらできなくなってしまっていました。

「ピアスがだめなら、イヤリングを着ければいいじゃない。」
(どこかで聞いたことがあるフレーズ)

何がなんでも耳元のおしゃれを諦めたくない執念(笑)から、ピアスホールを避けてイヤリングを着けることにしました。

イヤリングは無知ながらも「樹脂製」「ニッケルフリー」「18K」といった、”アレルギーに配慮した素材のイヤリング”を選ぶようになりました。

しかし

夏場に汗をかくとやっぱりかゆい。外すとかぶれている。素材を変えても長く着けていられない…。

いよいよ「おかしいな」と思い始めた頃、決定的な出来事が重なりました。

Apple Watch:
巷では金属アレルギーの人でも大丈夫(低アレルギー素材)!と言われているステンレス製ベルトを使用したところ、かゆみが生じ、取ると皮膚がベルトの模様どおりに赤くかぶれた。(手を洗った後など水に濡れた状態が続いた後や、夏場に頻発)

メガネ:
鼻パッド部分にニキビのような腫れ物ができ、ニキビ薬を塗っても悪化。原因不明の肌荒れに悩まされることに。

口紅:
 可愛い外資系コスメをパケ買いしルンルンで使用すると、夕方には唇の皮が「ピーリングした?」と思うほど剥がれ落ち、口の周りは真っ赤に。

日焼け止め:
何に反応しているか分からないが、なぜか肌が荒れ「買っては荒れて捨てる」の繰り返しに。

このように
「何かが肌に触れると体が反応する」トラブルが無視できないレベルになり、ついに重い腰を上げる日が来ました。

勇気を出して受診!パッチテスト4日間の詳細スケジュールと費用

「金属アレルギー検査は、数日間お風呂に入れない」という噂にビビること数年。ついに、総合病院の皮膚科の門をたたきました。
これまでの経緯を話したところ、金属アレルギーのパッチテストを受けることに。

先生から以下の要点を伝えられ、たまたま来院した時期が冬だったためその場で検査日程を決め、帰宅しました。

・金属アレルギーのパッチテストは100%確定的なものではなく、あくまで「どの金属に反応しやすいか」を知るための目安(スクリーニング検査)だということ

・検査は約72時間、背中に金属を含んだ試薬を貼り、皮膚の反応からアレルギーがあるかどうかを判定するということ

・汗をかくと試薬が流れてしまい正確な判定ができないため、汗をかきやすい時期は行わないということ

パッチテスト中は入浴ができないということ

・期間中は抗アレルギー薬の服用は中止すること(その他常用薬についても指示が出ます)

金属アレルギーのパッチテストを検討されている方は、夏が過ぎた後に病院にかかるとスムーズかもしれません。

《実際のスケジュール》
1日目:試薬の貼り付け
背中に18種類の金属試薬を貼ります。検査期間中入浴・シャワーは全面禁止。
48時間後、72時間後の反応を見て確定診断されます。

2日目:保持期間(24時間)
試薬を密着させたまま過ごします。時間が経つにつれ、かゆみが増しました。

3日目:1回目判定(48時間)
病院でパッチを剥がし、1回目の反応をチェック。まだ背中は濡らせません。
かゆみ、不快感がピークに!

4日目:最終判定(72時間)
72時間が経過し確定診断。ようやくお風呂が解禁。

(背中に貼られたパッチテストの様子)

背中に18番まで番号がふられ試薬がセットされました。剥がれないよう防水テープがしっかり貼られるためセット直後から違和感が強かったです。

なお、遅延性アレルギー(遅れて現れるアレルギー)を診るため7日後に最終判定を出す病院もあるようですが、今回お世話になった病院では4日目(72時間)に最終判断を行うとの方針でした。

かかった費用

パッチテストの費用は3割負担で6,000円程度でした。ここに別途再診料などがかかります。

個人のクリニックから総合病院への紹介状があれば「選定療養費」はかかりませんが、私の場合はなかったのでさらに7,000円が必要でした。紹介状なしで直接総合病院にかかる場合は、この追加費用に注意が必要です。

【ライフハック】お風呂禁止をどう乗り切ったか?

冬場といえど、72時間入浴できないのは辛かったです。
そのため、この難局を以下のような工夫で乗り切ることにしました。

1. 1日目の受診直前に入浴・洗髪を済ませ病院にいく

2. 整髪料を使わない

3. 検査部分を避け、背中を家族に拭いてもらう

4. 2日目の夜、美容院でシャンプーだけお願いする

1.は先生にもそうした方が良いとアドバイスをいただき、2.は可能な限り汚さない工夫として行いました。3.ではスーッとするボディー用の拭き取りシートで背中の検査部分の周りを拭いてもらうことでかゆみを紛らわしていました。

4.は特に行ってよかったポイントです。美容院の濡らさないバックシャンプーなら、頭だけでもスッキリできますし気分転換にもなります。これ、本当におすすめです。

2日目(24時間)〜3日目(48時間)の経過

2日目(24時間)は、背中が部分的に少しかゆくなり始めたかな?という程度でした。テープを広範囲に貼っているので「背中が皮膚呼吸できない不快感」が地味にきつかったです。

夜は美容院へ行きシャンプーをしてもらいました。リフレッシュにもなり大変助かりました。

3日目(48時間)は、3日目は徐々に背中のかゆみが部分的に強まり、掻きたい気持ちとの葛藤でした。患部に影響が出ないよう周りをスッとするボディー用の拭き取りシートで拭いたり、服の上から軽く冷やしたりして気を紛らわせながら過ごしました。

またこの日は1回目の判定日。病院へ行き、試薬をつけた箇所に反応が出ているかの確認すをしていただきました。

様子を見るために、テープを剥がしていただいたのですがその一瞬の開放感たるや(笑)
無事にテストができていること、明日までだ!という気持ちがこの日を乗り切るモチベーションになりました。

一番きついのは3日目かもしれません。翌日には終わる!という強い気持ちで乗り切りました。

パッチテストの結果|「原因不明の不調」の正体が判明

4日目(72時間)いよいよ最終判定の日がやってきました。背中を今すぐにかきむしりたい衝動に駆られていました。まさに葛藤!

(最終判定日帰宅直後に撮影した背中の様子。ところどころ反応が出ています。)

お目汚し失礼します。検査の結果、私を苦しめていたのは「ニッケル」と「亜鉛(酸化亜鉛)」であることが判りました。

「酸化亜鉛」の方が反応が強く++、「ニッケル」は次で反応が出ている+とのことでした。+(プラス)が多い方が反応が強いということです。

検査結果が100%のものとは言えないとしても、
”「酸化亜鉛」「ニッケル」を生活から排除していく”という人生において非常に大切な指針を立てることができました。

4日間つらかったですが、検査を受けて本当に良かったです。

(判定日当日夜の写真です。赤みが強く出ています。)

夜にはニッケルを塗布した箇所が水膨れのように腫れてきました。とてもかゆかったです。

「ニッケルの方がアレルギー反応が強いのでは?」と思いましたが、後日先生に報告したところ「検査結果は変わらない(酸化亜鉛++、ニッケル+)」とのことでした。

”素人が判断するものではない、心配なことがあったらこれからはすぐに病院にかかろう”そう学んだ出来事にもなりました。

パズルのピースがはまった瞬間

これらの写真を見た時に「長年の肌荒れ・不調の原因はこれだったんだ」とパズルのピースがハマったような感覚になりました。

特に「酸化亜鉛」は近年入っていない化粧品が増えてきてはいるものの、依然として多くの製品に含まれています。

例えば日焼け止め。これまでは良かれと思い、「口コミ」の良いものや「新製品」を考えなしに塗りたくっていましたが、私にとっては「刺激」を塗り続けているようなものだったのだと恐ろしくなりました。

【アレルギー対策例①】2,980円で解決!Apple Watchバンドの肌荒れ対策

原因が分かって真っ先に見直したのが、毎日肌に触れるApple Watchのベルトです。

それまでは純正ステンレス製ベルトやシリコンバンドを使用していましたが、パッチテスト後は思い切って「アレルギー対応」を謳う本革ベルトに買い替えました。

本革、金具が肌に触れない仕様ということ、価格も万が一失敗したとしても後悔ないなと思いこちらを購入したところ、大正解!

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もう2年使っていますが、アレルギーは出ていません。私は2,980円(シリーズによります)で「白」を購入したのですが1つも不満なく愛用しています。「白」をこんなに長く不満なく使えるなんて驚いています。

色の種類も豊富なので、気になられた方はぜひお気に入りを見つけてみてください。

時計ベルトの買い替えは「高いブランド品に変える」のではなく「自分の体質に合う素材」を正しく選び楽しむことの大切さを、身をもって実感した出来事でした。

【アレルギー対策例②】「純チタン」製で念願のピアス復活!

夢のように思っていた「再びピアスを楽しむ生活」がなんと実現しました。

現在、パッチテストで反応が出た「ニッケル」を一切含まない「純チタン」製のピアスを愛用しています。それも毎日外すことなくつけたまま生活できているんです。

今回の件で「ピアス」など体に直接身につける「アクセサリーの選び方(素材)」については深く調べました。長文になってしまうので、また別の記事で書かせていただく予定です。

ここでは「金属アレルギー」を持つ方が、低リスクで身につけられる素材「純チタン」について簡単に触れ、毎日つけたまま生活しているピアスをご紹介させていただきます。

「チタン」は空気に触れるとすぐに薄い膜を作り自己修復しながら形成するという特徴を持つ金属のため体液や汗に溶け出しにくく、アレルギー反応が出にくい金属と言われています。この「チタン」だけで作られている「純チタン」製品を選ぶのがオススメです。

街のアクセサリー屋さんなどにも「アレルギー対応」という言葉とともに「チタン製」「チタンポスト」などと書かれている製品を見かけることがあります。

しかし、それらの多くは純粋な「チタン」だけではなく、その他のアレルギーを起こしやすい金属を含んでいる場合が少なくないようです。

よく見かける「チタンポスト」は耳に刺す棒部分がチタン製なだけで他の部分は別の金属でできていたりします。そのため”何かわからないが「その他」に含まれる金属”に反応してしまう可能性があるわけです。

金属アレルギーになり、色々調べるなかで最も厄介だと思うのが、

この「”何かわからないが「その他」に含まれる金属”に反応してしまう可能性」が常にある
という点です。

別の記事でまとめますが、アクセサリーの製造販売者はその製品に含まれる金属の構成を何%単位まで詳しく開示しているわけではありません。私は、消費者が把握しきれない部分でリスクを取るのは避けた方が良いと考えています。

そのため冒険はせず「チタン」が使われている製品の中でも”チタンオンリーの製品”つまり「純チタン」のものを選ぶ。

この考えを実行した結果アレルギーが出ることなく、毎日つけっぱなしでピアス生活を楽しむことができています。

「チタン」はシルバーやプラチナのような明るい銀色に比べると、少し落ち着いた(トーンの低い)銀色ですが肌馴染みが良く、上品で落ち着いた印象なので毎日着けていても気になりません。

「ピアス」「アレルギー対応」「純チタン」

などと検索をかけると、「純チタン」製品が検索できると思います。気になられた方はぜひ検索してみてください。

「純チタン」製のおすすめピアス

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「純チタン」のピアスを販売されているショップはいくつかあるのですが、現在つけっぱなしにしているのはこちらのダイヤモンドが入ったものです。

他にもカラーストーンやハートモチーフなど様々な種類があり、7,700円から販売されています。

こちらのお店のお気に入りポイントは、品質・デザインはもちろん純チタンのキャッチだけの販売もされている点。

実はキャッチがメッキ製でアレルギーが出てしまうケースも多いそうなので、キャッチまで純チタン製というのが大きな安心ポイントです。

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着けられる金属が限られている=おしゃれに制限がかかる

と思っていましたが、探せば素敵なお店がたくさんあります。ぜひ覗いてみてくださいね。

【アレルギー対策例③】メガネ鼻パッド部のかぶれ対策おすすめ品

病院にかかったところ、メガネの鼻パッド部分にできた原因不明のできものは、おそらくサージカルステンレス製の鼻パッドによって起こった「接触性皮膚炎(かぶれ)」とのことでした。

パッチテストを受ける前に購入したこのメガネは「アレルギー対応のスレンレス製」ということで安心して購入したものでした。

またパッチテストの結果が出た後も「ステンレスのアレルギーはないのになぜ?」と思っていましたが調べてみると、サージカルステンレスには「ニッケル」が含まれているというではありませんか!

サージカルステンレス(316Lなど)は、耐食性を高めるためにあえて「ニッケル」を混ぜている素材なのだそうです。「金属アレルギー対応」と書かれていても、私のように「ニッケル」に反応するタイプには盲点でした。

すぐにメガネの鼻パッドに取り付けるシリコンを購入。

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アレルギー対策だけでなく、メガネのズレ防止にもなって一石二鳥でした。
その後時間はかかりましたが、日を追うごとに症状は良くなりいつの間にか完治しました。

この経験が学びとなりその後は「金属の構成」(サージカルステンレスなら「ニッケル」「クロム」が含まれるなど)まで確認するようになりました。

【知識】自身の体質に合う化粧品を選ぶためにおすすめの「美肌成分辞典」

参考にさせていただいている美容系YouTuberに「かずのすけさん」という方がいらっしゃいます。ご自身の専門知識をもとに、主に敏感肌の方におすすめの化粧品を製品の成分を紐解きながら解説する動画で人気です。

かずのすけさんは自身の知識を詰め込んだ「美肌成分辞典」《amazon》という書籍を出版されており、化粧品成分表示の読み方や化粧品の基礎知識を学べます。特に敏感肌やアレルギー体質の方は肌につけるものに含まれている成分を把握していると、自身の体質に合う製品を選べるようになるためおすすめです。書店でも見かけるのでぜひ手に取ってみてください。

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まとめ|自分の「正解」を知ることは、美容とQOLへの近道

自分の体質を知ることは、遠回りに見えて実は一番の近道です。

  • シミ治療を受けるタイミングに悩んでいる方
  • ダウンタイム中のスキンケア選びに迷っている方
  • 「金属アレルギー」などの体質で悩まれている方

この記事が、そんな皆さんの安心できるヒントになればうれしいです。

より詳しい内容は別記事にて

今回のパッチテストの結果を受け、反応が出た「ニッケル」や「酸化亜鉛」以外にも、日常生活の意外なところに潜む金属への注意点などを知ることができました。

そのため判定はされなかったものの、少なからず反応が出た項目の金属については、可能な限りそれらを避けて生活しています。

  • 病院から渡された「全18項目」の判定結果の詳細
  • 「えっ、これにも入ってるの?」食品、歯科用セメント、化粧品の盲点
  • 一生モノのハイブランドジュエリー選びで失敗しないための金属リスト

これらについては、今後別の記事でまとめる予定です。

「もうモノ選びで失敗したくない」「一生付き合う自分の体質を完璧に把握したい」という方は、ぜひチェックしてみてください。